アーノルド・ミンデルの「紛争の心理学」(講談社現代新書)を図書館で借りることができたので、読み始めた。新書なので、少しは読みやすいかと思ったのだけれど、今の私には十分難しい……。

きちんと読み終わったレビューは、ミクシィの方に書くと思う(上手く書けないかも知れない)のだけれど、あらゆるレベルの紛争(民族や宗教間の対立というだけでなく、家族や地域内における、様々な思惑の衝突、言葉の技巧と技巧との対決、行動規範の摩擦、よどんだ負の感情の噴出などなど)において、スピリチュアルな態度で立ち向かうための知恵がここには示されている。

興味深いのは「ランクの乱用」という概念。地位や名誉といった社会的なものばかりでなく、自分がどういう内面の苦悩を乗り越えたのかといった心理的ランクでさえ、それを軽々しく振り回すことで、周囲を傷つけ、問題の解決を遠ざけるダブルシグナルとなる。

私自身のダブルシグナルは「恋をしたいな〜寂しいな〜」という感情かも知れない。私は自分のその感情に自覚的であることをきちんと書いておく。