先を読む頭脳

昭和のゲオでうろうろしていたら、
「あれ、松原先生の本だ。買ってみよーっ」
というわけで、買ってみた本。
先を読む頭脳』(新潮文庫羽生善治伊藤毅志・松原仁


で、ざっと読んでみました。
これはさりげなく人生訓のような良い本です。
非常に平易に書かれているので、
ちょっとだけ将棋のことを知っていれば、十分読めます。


決断力』(角川ONEテーマ21羽生善治
とも内容がかぶっているのですが、
「決断力」の方は、文章を水増しするために、やや美文にまみれている傾向が
あるのに対して、「先を読む頭脳」は、要点が簡潔に書かれているような感じ
がします。


松原先生の人工知能の研究のことは実は詳しく知りません。
ただ昔、『談』というすばらしい雑誌があって、
今は人に貸したっきり帰ってきませんが、その中のオススメの号の中で、
松原先生の記事を読んだ記憶があります。


何かわかるかなと思って読んでみて、
たしかに専門用語も少し出てくるのですが……、
人工知能研究の格好いいところは、この本ではあまり触れられてませんでした。


今晩は、たまたま名人戦の第6戦があったので、
羽生×郷田の対局を観戦していたのですが、すごい終盤でした。。。
将棋観戦はネットとの相性が良く、
生活費の節約にもなるので、取り入れたい趣味です。