騎士の称号とな?
試験も翌日と迫った土曜日。
札幌のホテルで国土交通白書を読んでいました。
猫の写真とか載っていたんだけど、
最初は、華麗にスルー、でした。
「たま」「ミーコ」「ちび」の駅長や助役への任命が話題となったことによる路線の知名度向上など、地域(猫を含む)が一体となった取り組みが功を奏し、事業継承後の利用者数は長年の減少傾向に歯止めを掛け……
……関西大学大学院の宮本勝浩教授らが「たま駅長」の就任1年間の経済波及効果を約11億円になるとの試算を発表し、
……たま駅長は、その功績から、20年1月にスーパー駅長に昇進し、同年10月には和歌山県から「ナイト(騎士)」の称号を贈られました。
「君達のような猫が、もっと大勢居ればなぁ」
とぼやきながら授けたかどうかは別にしても、
何かもう、試験中も思い出したら笑いそうになってしまいました。
誰が書いたのか知らないけれど、これはギャグだろう?
元ネタが元ネタだからと言って、
国土交通省が、本気で、自分とこのコラムでギャグを書いたという貴重な事例でした。
次。
これはJRの車中での話。
駅の売店で「電通鬼十則」(PHP文庫)なる本を買ったので読んでみました。
鬼十則自体はすごいこと書いてあるので、是非参考にして欲しいですが、
その解説書としては、ちょっと何か、精神論的すぎて具体性に乏しく、
その代わりにあっという間に読めたけど、何だか損した気持ちになりました。
あまり得るものがなかったので、そのまま車中に置き去りにしました。
例えば、
1匹の羊に率いられた100匹のライオンと、
1匹のライオンに率いられた100匹の羊が戦ったら、
どちらが勝つか?
1匹のライオンに率いられた100匹の羊が勝つというのです。
なるほど。
で。
どうやって(-.-;;?
例えば、
アホなリーダー羊が、格好つけて軍を3つに分けたとします。
それを見た100匹の羊は、
「わが軍は3方から包囲されています!このままでは全滅です!」
と慌てふためき、動揺しまくりです。
そこへリーダーライオンは、
「まさに各個撃破の勝機である。全軍、正面の敵目掛けて突撃ぃぃ!」
と号令をかけます。
100匹の羊は、33匹のライオン目掛けて突撃。
右翼左翼のライオン軍は、思いがけない敵の正面突撃に、ただ呆然と見守るのみ。
そして、
数分後、
100匹の羊は全滅。
リーダーライオン「ありゃ?」
――そりゃそうだろう。