Shall we...??

今日の雑談は長いので要注意。


先週は珍しく、借りてきたビデオを見ました。
昭和のゲオが改修中で、近所の店舗には探していたビデオはありません。
代わりに「Shall we ダンス?」を借りてきて見ました。


見ていて、30年近く前の映画だろうかと思っていたのですが、
後でネットで調べてみたら、10数年前の映画です。
妻がいて、娘がいて、出世への期待があって、庭付き一戸建てがあって、
何となく物足りない想いがあるという、そんな時代の物語です。


私の場合は、そういうのはない代わりに、
それ以外の部分では充たされている感じがします。


土曜日の午後から、高龍寺の眼蔵会に参加してきました。
初めての参加です。
眼蔵会というのは、正法眼蔵を勉強する会という意味ですが、
一般の参加者にとっては、正法眼蔵は難しすぎてよくわかりませんので、
要するにお泊まりの坐禅会です。


スケジュールには朝昼夜の坐禅の他に、講義とか読経とかがあります。
講義中も本当は坐禅です(耐えられないので足を崩しています)。
読経中は正座です(これは我慢します)。
食事中は無言で、てきぱきと食べ終わります。
それらの間の休憩中、一般参加者はお茶を飲んだり、適当に過ごしています。


坐禅の雰囲気は真剣そのものです。
修行僧も10人と少しいて、真剣に坐禅に打ち込んでいます。
若い修行僧が、姿勢の指導をしてくださいます。
坐禅というと、ピシピシ叩いたりするイメージがありますが、
私が経験した範囲では、誰もそれを経験してはいなかったです。
一説には、叩かれた方が、痺れがとれるので、たいしたいいらしいです。


読経の内容はほとんど理解できませんでしたが、
戦争でなくなった方々、大火でなくなった方々に対しての、
祈りの部分もありました。
禅なので、鎮魂とかいうのとはちょっとニュアンスが違う気がしますが、
よく理解することがまだできません。
ただ、実践的な一側面にわずかながら一緒に参加できたような気持ちになりました。


食事は質素。
夜は普通に味付けご飯とおみそ汁と、野菜と漬け物と……な感じで。
朝はおかゆとごま塩と漬け物と……な感じ。


私は用事があったので、一泊二日で翌日の朝のお掃除が終わったら帰りましたが。
用事がなくても、二泊三日もする気概はなかったです。
学生時代は意外と片足のせて40分くらいどうにかできたのですが、
今となっては、半分の20分も必死です。
夜の坐禅では何とか20分我慢しましたが、
朝の坐禅では最初からあきらめていて、15分経ったら足をほどこうと思って、
ひたすら時計を見ていました。
こんな有り様では、
「私と一緒に坐禅しませんか?」なんて、女の子を誘えないですね。


参加者は男性中心ですが、女性もいました。
泊まりもする人は私も含めて7人くらいでしたが、
そこまで参加する人は、基本的に皆淡々として、弱音も吐きません。


日曜日の朝はその後、床屋に行って、髪の毛もセットしてもらい、
(若い頃青春しなかったので、未だに自分でヘアワックスを使いこなせないです)
青年センターの行事のお手伝いに参加してきました。
このお手伝いは、
巫女っぽい女性と、メイドっぽい女性と、洋菓子店っぽい女性に囲まれながらも、
もっぱらサングリアっていうデザート系のお酒を注文されたら作って出すお手伝いです。
途中から、カメラっ娘も参加して、ハーレムっぽい感じです。
ですが「すずめ君は『受け』担当」というキャラクター設定があって、
要するに、責められ役を演じることとなりました。
責められ役といっても、
「腹筋!腹筋!すずめ君、腹筋!」とか言って、ボカスカ殴ってくるわけでもないので、
単純に精神攻撃的なものなのですが、
世界観がよくわからないので、その点で、
どうすれば正解なのかよくわからず、適当に自己流で乗り切りました。


バーで打ち上げがあり、その頃には女子軍団とあれこれ色々楽しく飲めるようになりました。
何と、3,000円飲み放題の設定なのにミモザを飲んでいます。
強気の女子軍団なのです。
ミモザって、シャンパンにオレンジジュースを入れたカクテルだよね」
と、この前、テニス部の特別講義で身につけたばかりの知識を披露し、
「じゃあ、折角だから僕はキールロワイヤルを飲もうかなあ」
などと、小さくポイントを拾いにいきました。
もともとキールロワイヤルが大好きな私は、かといってなかなか飲みたくても、
申し訳なくて飲めないので、チャンスを活用。
「すずめ君が、今、空気を読んでキールロワイヤルを注文したのがむかつく!」←軍団長
「カシスをフワンボワーズにすると、キールインペリアルになりますよ」←バーテンダー
「知りません(-.-;;;」←私
「それは勉強不足ですね」←バーテンダー
などと、引き続き、責められキャラを担当しました。


ちなみに軍団長のブログは、実際、日々スラップスティックなノリなので、
どうしたらそういう風になるのかと思っていましたが、
今回は、そういう風なノリに上手く便乗できて楽しかったです。


得したねっ!(正しい使い方できました?)