ハードルを越えた向こう岸の世界は?

今日は自己啓発ブログっぽい話題を書いてみる。

お仕事で、とある業界からの意見をいただきたく、道内の実績ある事業者に順番に電話をかけて、協力してくれるところにFAXで質問など送っていました。
とある札幌方面の事業者に電話したところ、社長らしき方につながり、こちらの趣旨を説明していても雰囲気がこわい…。ついには。
「ああ? お前、フリーダイヤルでかけてくるとはどういう了見してるんだあ?」
「はっ…。失礼しました」
「!$%&&%$!」
で、切られてしまった。
言われてみれば返す言葉もない。いやしかし…。ネットで調べると、どこ見てもフリーダイヤルの番号しか表示されていないんだよなあ。

もしかしたら、毎回この手で面倒な電話を断っているのかも知れない。

しょんぼりしたが、その後の調査が何とか進んだので気力が回復してきて、104で番号を調べてもう一度電話した。
女性が電話に出たので、先ほどのお詫びの電話です、という趣旨で、ひたすらお詫びしたところ、女性が「社長? フリーダイヤルで誰かから電話うけましたか?」などと話を社長に振ってる声が聞こえてきたあと、社長にもう一度つながった。
「お前ええ、相手を怒らせることしたのはわかってるな?」
からのひたすら説教で。
ひたすらお詫びしつつも、こういう目的でこういう調査をしていて、経験豊富な事業者さまからのご意見いただきたくて…などと、こちらの意図を少しずつ挟んでみた。
すると、
「お前ええ、そういう大事な調査を電話一本で済ますつもりじゃなかろうな?」
やはり、こちらの言っていることの意味もわかりません、っていうのは格好悪いと判断したのであろうか…ようやく態度が変更となった。
「もちろん、調査依頼文そえて封書で送らせていただきます。よろしいですか?」
「送るだけ送ればいいだろう」
「ありがとうございます」
「全面的にそちらの期待通りの応援をするとは言ってないぞお」
「もちろん、可能な範囲で結構でございます」
てなわけで、FAXで送れるくらいの分量ではあったが、封書で送った。


さて、皆さまはこのやりとりを見てどう思ったであろうか?(自己啓発ブログ風)


いわゆる、「フラグ」というサブカル概念をご存知の方であれば、無事二重三重のハードルをクリアした結果、成功談としてのシナリオが進行するのでは? それこそ、男気のあるビッチリ書き込んだ回答が返ってくるに違いない、もはやそれ以外に考えられない気配がビシビシ伝わってくるではないか!と思うかも知れない。

ただ、私は最近の世の中の空気から思うに、それでもやっぱり返事は返ってこない可能性もあるのかなあと思っている。
なんかね、決めてかかるのも良くないし、上手くは言えないけど、そういう時代なのかなあ…なんて。
手紙の書き方に何か失礼があったかも知れないとか、そういうのを思い悩むのはやめて、ここまでの展開には十分満足できたので、プレゼン資料一枚つくれちゃいそうなくらいの分量の回答が返ってくる可能性未来を思い描きつつ、じわりたい。